はじめに
新年、初掲載となります。皆様、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、今回は、日本トップワインメーカーのワイナリーご紹介ということで、「メルシャン」様のワイナリーをご紹介したいと思います。もちろん、知っているよという方も多いかと思いますが、改めてワインの作り方やワイナリーのこだわりを知っていただき、ワインに対するイメージが少しでも良くなれば幸いです。よろしければ最後までお付き合い下さい。
ワインの人気拡大中!
皆さんのワインのイメージとはどのようなものでしょうか?
ワインといえば、オシャレなイメージ、お祝いの時に飲むイメージ、フレンチを食べに行ったときに飲むイメージ、晩酌で飲むイメージ、などなど。人それぞれ捉え方が違ってくると思います。度数の高いお酒のため、お酒を飲み始めた若い方は特に、あまりなじみのないお酒かもしれません。
私もワインをおいしいと感じて飲み始めたのもつい最近のことで、友人や周りの環境の影響もあると思いますが、もっと早くからワインのおいしさ、魅力に気付いていればお酒の飲み方、楽しみ方も変わっていたのかなと思うこともあります。笑(筆者20代後半)
近年のワイン消費量は、長い目でみると増加傾向にあります。
キリンホールディングス様のデータによると、40年間で約8倍まで増加しております。
主に輸入ワインが増加しているとわかりますが、国産製造ワインも増加傾向にあります。
また、赤ワインが人気となり起こったワインブーム、関税がゼロと安く輸入できたため日本国内でも多く出回り人気となったチリ産ワインのブームなど、ワインにも幾度と「ブーム」がありました。
※画像:キリンホールディングスHPより
国内ワイナリーも増加!
日本ワインのブームもありましたが、現在では多くにワイナリーが日本国内に存在します。
国税庁の情報によれば、331場ものワイナリーが存在します。一つのワイナリーでいくつもワインを製造していることを考えると、相当な種類があることが想像できます。
その土地、そのワイナリーごとに特徴が全く異なり、ワインにも影響してきます。ワイナリーごとに楽しみがありとても魅力的で、生涯のうちにすべてのワイナリーを見学や訪問したいものですね。
※画像:国税庁 HPより抜粋
ワイン造りの支援も!?
2022年より、メルシャン社が、新規でワイン造りをしようとする、新興ワイナリの支援をしております。
メルシャン社が培ってきたブドウ栽培や醸造の技術を伝え指導することで、日本ワイン産業を活性化するとともに、日本全体がワイン産地となるよう活動しております。ブドウ栽培もそうですが、特に醸造技術は独学で簡単にできるものではなく、ノウハウを学ぶ必要があります。そのため、長年経験してきた方に各ワイナリーの目指すワインづくりをもとにアドバイスを頂きながら製造することができます。
これにより、今までよりはるかにワイン造りに参入しやすいかと思われます。
※画像:上毛新聞2022年9月15日 記事
ワイン造りにおいて重要なこと
シャトーメルシャン社の信念をそのまま活用させていただくと、
「はじめにぶどうありき。良いワインは、その土地の気候、風土、生産者によって育まれるブドウそのままを表現したものである。」
※メルシャン社 商品カタログ2022より
ワインはブドウのみを使用して製造されます。ブドウがどんな味わい、特徴かによって、ワインの味わいや香りは大きく変わってきます。ブドウ栽培に影響を与えるのが気候であり、風土、栽培する生産者の手入れなどです。
また、製造方法においても、同じブドウを使用したとしても、まったく異なるワインとなることもあります。
赤ワイン用のブドウや、白ワイン用のブドウがあるように、赤ワイン用の製造方法などもあります。より適した方法で製造することで、ブドウ本来の味わいを引き出すことができます。近年話題となっている「オレンジワイン」のようなワインもあり、製法によって色合い、香り、味わいなど違いを楽しむこともできます。
メルシャン社 ワイナリー紹介
メルシャン社には、3つのワイナリーがあり、山梨県に1か所、長野県に2か所あります。
◆山梨県
「勝沼ワイナリー」
◆長野県
「桔梗ヶ原ワイナリー」
「椀子ワイナリー」
どのワイナリーにおいても、自らの手で栽培してより産地の個性を表現した高品質なワインを造るために造られており、メルシャン社の「日本を世界の醸造地にする」という想いが込められております。
それでは、各ワイナリーを紹介するとともに、オススメの商品をご紹介いたします。
①勝沼ワイナリー
山梨県甲府市勝沼町にあり、「お客様の体験によるブランド価値向上を目指し、”おもてなし”に重点を置いた体験型ワイナリー」です。
シャトー・メルシャンの中心的ワイナリーであり、3つのワイナリーの中で、全体の約8割以上を製造しております。
日本ワインの発祥の地である勝沼の中心部にあり、日本で最初の民間ワイン会社をルーツに持ちます。
※画像:シャトー・メルシャンHPより
「シャトー・メルシャン ワイン資料館」
2020年、文化庁が認定する『日本遺産』に「日本ワイン140年史〜国産ブドウで醸造する和文化の結晶~」として認定された資料館です。上記とともに、収蔵品も『構成文化財』として認定されております。
こちらは、入場無料で見学することができます。(コロナ禍はHP要確認)
※画像:シャトー・メルシャンHPより
オススメ商品
『シャトー・メルシャン 城の平 オルトゥス』
「城の平ヴィンヤード」のポテンシャルを最大限引き出すために、収穫されたカベルネ・ソーヴィニヨン、メルローなどをバランスよくブレンドしています。黒さを帯びたガーネット、カシスなどのベリー系果実の香り、腐葉土やたばこなどの熟成による香り、オーク樽育成に由来するバニラやチョコレートの香りがバランスよく調和します。
②桔梗ヶ原ワイナリー
長野県塩尻市にあり、『桔梗ヶ原メルロー』を生み出した、まさに日本ワインの品質を世界に知らしめた銘醸地で、高品質なワイン造りに特化するガレージワイナリーです。
1938年設立の歴史ある建物を生かし、100年以上前の大樽も陳列している。2018年に内装をリニューアルし、世界中のマスター・オブ・ワインより、理想的なワイン造りの環境と絶賛されています。
※画像:シャトー・メルシャンHPより
オススメ商品
『シャトー・メルシャン 桔梗ヶ原メルロー シグナチャー』
桔梗ヶ原地区のメルローの中から特別な区画を選定した上に、樽セレクションにより厳選された『桔梗ヶ原メルロー』です。
紫がかった深めのガーネット。桑の実やスグリの実などの果実の香りに、落ち葉、カカオ、ヴァニラといった育成由来の香りのハーモニーが心地よい。
③椀子ワイナリー
長野県上田市にあり、「360度ブドウ畑に囲まれ、栽培から醸造まですべてを体感できる、地域、事前、未来との共生を目指すブティックワイナリーです。
約30haと広大な「椀子ヴィンヤード」の高台に位置しております。
ワイン造りのライブ感をできるだけ感じることができるように、樽やタンク等の醸造設備が見えるように大窓を設置し、畑を楽しめるツアーや地域と連携したイベントを開催しています。
※画像:シャトー・メルシャンHPより
オススメ商品
『シャトー・メルシャン 椀子 オムニス』
このワインは、赤ワイン用品種をブレンドして、椀子ヴィンヤードの当該ヴィンテージのテロワールを表現しています。
ガーネットのニュアンスを含んだ濃い色合いの赤。カシス、プルーン、ブラックチェリーなどの黒い果実と、オーク樽での育成によるヴァニラやチョコレートの香りがバランスよく調和する。スパイシーなニュアンスの香りに加え、力強さとエレガントさを兼ね備えた質の良いタンニンが長い余韻とともに口中に広がります。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
今回ご紹介した三つのワイナリーでは、見学やツアーなども実施しております。
(コロナ禍は実施していない可能性あり。詳細はHPをご確認下さい)
ぜひ一度足を運び、どんな場所で、どんな方法、どんな機材を使って製造されているのか、ブドウはどのようなものなのかなど、自分で見て体験してみてください。
丁寧に手間暇かけて製造していること、製造者の想い、こだわりなどを知ると、普段飲んでいるワインがより一層おいしく感じることができるかと思います。
また、今回ご紹介したオススメ商品は、三つのワイナリーの中でも、最高品質の商品です。よりお手頃な商品も多数ありますので、ご自身で検索してみてください。弊社のHPでも商品検索することができますので、一度ご検索をしてみてはいかがでしょうか。
※検索システムについては、随時検索しやすいように更新予定です。