はじめに
今回に「みりん」をテーマにコラムを掲載いたします。
料理をする方、特に和食を作る機会が多い方がみりんに触れる機会が多いかと思います。
最近ではコロナ禍で外食がなかなかできなく自炊をする人は増えたのではないかと思われます。
筆者も自炊をすることが増えて、みりんを使用して料理をすることが増えたと実感しております。
一方では、メディアでもみりんの効用や有効性など取り上げられて、スーパーにてみりんの売上が上がっているという状況です。
そこで、改めてみりんの種類や効用の違い、また弊社がオススメする新しいみりんの楽しみ方をご紹介したいと思います。
みりんの種類
みりんには、3種類あることをご存じでしょうか。
製造方法によって中身が異なりそれぞれ違った特徴があります。
そのため「みりん」と一口に言っても、どのみりん?どういう効果があるみりん?というように、種類が異なるものから選ぶ必要があります。
もしご家庭で「みりん買ってきて」と言われた場合は、3種類のうちどのみりんにするか、どのメーカー様の商品にするかなど詳しく聞く必要があります(笑)
では、詳細について簡単な資料をもとにご紹介していきます。
本みりん
本みりんは、お米から作られる日本の伝統的な甘い「お酒」です!
昔は飲まれていましたが、現在は主に基礎調味料の一つとして使われています。
本みりんは酒税法に定められた「酒類」のため、原料、製法、成分が厳格に定められております。
「みりん類似調味料」との区別をするため、酒税法上では「本」をつけた「本みりん」と呼ぶことが定められています。
効用としては下記の6つが挙げられます。
アルコールの効果による味の浸透や素材の臭い消し、煮くずれを防ぎたい料理には「本みりん」を使うのがオススメです
※全国味淋協会 HPより
みりん風調味料
みりん風調味料は、アルコール分が0.9%以下の食品分類の液体調味料です!
基本的な原料は、水飴等に酸味料や、発酵調味料をブレンドして製造されております。
アルコールを飛ばした酒や本みりんが実際に含まれているのではないかと思われがちですが、そういった商品はまれなようです。
非常に安価で販売できるという利点があり、本みりんと同様に常温保存ができるためどの店頭でも見かけるようになっております。
本みりんとは違いアルコールを含んでいないため、加熱を必要としないドレッシングや和え物には、アルコールがほとんど含まれていない「みりん風調味料」を使うのがオススメです。
発酵調味料
発酵調味料は、米や米麹などを発酵させ、アルコールや糖類、食塩などを加えることで、みりん風味に調整された調味料です!
アルコール度数はみりんと同様に10%近くのものが多いかと思われます。
しかし、みりんと違い塩分が1.5%ほど入っており、使用する場合には塩分調整が必要となります。
アルコール分があるため、みりん同様に使用することができますが、塩分が必要な料理に調整しながら使用することができます。
まとめ
新しい楽しみ方のご紹介
新しい楽しみ方:みりんハイボールです!
本年2月に八海醸造株式会社様より「本みりん 三年熟成 麹の蜜」をリニューアルすると発表がありました。
リニューアルに伴い調味料としての品質や効用は維持したまま、飲んでもおいしいとうたっております。
ほんとにおいしいの?と疑問に思う方も多くいるかと思います。
実際に筆者も飲むまではこの疑問が拭えませんでした。
しかし、飲んでみると!!
本みりんの甘さが炭酸で口の中に広がり、すっきりと飲みやすいハイボールとなっておりました!
新しい飲み方としても面白いと思いますし、こんな楽しみ方があるんだと感激いたしました。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
本みりんやみりん風調味料などについては、メディアでも取り上げられたり、ネット記事になることもしばしばあります。
しかし、改めて見てみると中身が大きく違う、効用が違うなどそれぞれ特徴があります。
しっかり理解したうえで料理をすると、家庭での食事もまたひとつ上のランクに上がるのではないでしょうか。
また、新しい楽しみ方については、ぜひ一度試してみてください。
今までやっていなかっただけで美味しい飲み方もたくさんあります。自分だけの楽しみを見つけるのもいいですね。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。