はじめに
毎月、数回に分けて㈱岡村が注力する商品、商品企画についてご紹介してまいります。
約400以上のメーカー様とお取引のある弊社だからこそできる組み合わせ企画、売れ筋商品や珍しい商品等などをご提案致します。
毎月異なる商品の展開をしておりますので、こちらでご確認いただくとともに、詳細については担当者よりご連絡させて頂きます。
もし、弊社の担当者より提案させていただいた内容を忘れてしまっても、ここで大まかな内容を提示致します。
なお、企画やキャンペーンについては出せる限りの内容のみの掲載となります。
詳細については、担当者へご確認、またはお問合せフォームよりご連絡よろしくお願いいたします。
朝日酒造とは
「久保田」「朝日山」で知られる新潟のメーカー様
これらの商品名は誰しも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
それほどまでに認知がされている清酒を製造しているのが、朝日酒造様です。
創業は、なんと1830年(天保元年)と約200年近くに渡り、酒造りを続けてきております。
創業の地にて、豊かな「米」、「水」、さらには歴代の知恵を受け継ぎ、さらなる改良を続けることで、美味しいお酒を造り続けることができております。
※画像:朝日酒造様HPより抜粋
酒蔵ご紹介
酒造りへの想いが込められた酒蔵
朝日酒造様の酒蔵では、各製造工程の場所がきっちり分けられております。
特に「松籟蔵」は、4階建て構造となっており、4階から製造工程がスタートし各工程が終わると下の階に輸送する仕組みとなっております。それにより持ち上げるなどの工程が少ない分、輸送のコストを軽減することができます。
また、徹底した衛生管理の為、製造機械にもこだわっており、清掃しやすいような工夫も多々あります。
そのため、朝日酒造様は、水、米、人、だけでなく機械、環境まで隅々までこだわりを持って酒造りをしております。
※画像:にいがた観光ナビより抜粋
※画像:朝日酒造様 HPより
~実際に見学してきました~
筆者含め弊社社員3名が工場見学をさせていただきました。
見学中の写真を撮影することはできませんでしたが、HPなどで拝見させていただいている以上の迫力がある工場です!
一言で言うなら、まさに日本酒のホテルです!(笑)
製造数量が多いこともありますが、導入している機械の大きさ、種類にも圧倒されます。
もちろん機械だけでなく人の感覚も大事にしており、200年近くの歴史にて代々受け継がれてきた知恵、技術が存分に生かされております。
一つ一つ丁寧にご説明していただき、これだけこだわっているからこそ常に同じ酒質のお酒を大量に製造することができるのかと感動致しました。たしかに、毎回同じ酒質のお酒を造ることは非常に難しいと思います。ですが、水、米、人間の技術、きっちり清掃・メンテナンスされた機械など、すべてが合わさることで実現できているのだと感じました
さらに、衛生管理については、特に意識して実施していると感じました!
基本的に夏場以外に製造をしておりますが、製造の工程が終わった機械を毎日何時間も清掃作業をしているそうです。
なんと製造に携わる従業員の仕事の半分は清掃作業とのこと。驚きです!!
日本酒は、麹や酵母といった「菌」を扱って製造するため、外部からほかの菌が入らないよう、雑菌が繁殖しないよう、特に気を遣って清掃しているそうです。
私たちが工場見学をする際も、使い捨ての白衣、帽子を着用して見学をさせていただきました。
それだけ衛生管理をしっかりしている証拠だと感じるとともに、社員一人一人にその意識がしっかりしみついているのだと強く感じました。
他にも魅力的な部分がたくさんありご紹介したいのですが、このあたりで失礼致します。
商品一覧
こちらでは、弊社取り扱いの商品を一部ですがご紹介いたします。
下記よりご確認いただけますので、ぜひご覧ください。
オススメペアリングご紹介
昨今、ワインのペアリングのように、日本酒のペアリングというのも話題となってきました。
日本酒は種類が豊富かつ、味わいにも様々な特徴があります。
どういう食べ合わせ方がよりおいしく感じることができるのか、どういう食材とこの日本酒が合うのかなど、
日本酒のペアリングをご紹介して、日本酒をさらに楽しむきっかけとなったらいいと考えます。
そこで、朝日酒造様の社員と筆者含む弊社社員で、ペアリング勉強会を実施致しました。
実際に料飲店様で提供しているメニューと朝日酒造様の日本酒を一緒にいただくことで、
相性がいい組み合わせや、日本酒が強く感じてしまう、料理の味を強く感じる組み合わせ等、実際に体験して感じることができました。
個人の捉え方によって相性の良さやおいしいと感じるかどうかは変わってきますが、弊社社員が実際に体験して自信をもってオススメできるペアリングを一部ご紹介いたします。ご興味のある方はぜひお試しください!
1:朝日山 純米大吟醸×牛サーロインステーキ
日本酒に含まれる酸とお肉の相性が良く、相乗効果で旨味が引き立てられオススメの組み合わせです。お肉を食べた後に日本酒を飲むことで、口の中の脂を洗い流すことができることもポイントです。また、付け合わせやソースに含まれる玉ねぎの甘さとも相性が良く、さらにおいしく感じ事ができます。
また、魚類との相性も良く、さっぱりとした魚料理:サーモンのカルパッチョと組み合わせてもおいしく召し上がれます。
2:朝日山 純米吟醸×あさりバター
さわやかな飲み口と穏やかな香りが特長の日本酒のため、魚介の旨味のある料理との相性がいいです。とくに、あさりバターはコクのある出汁とバターの香りに日本酒が合わさることで、嚙むごとにあさりの旨味が引き立ちとてもおいしく感じられます。
筆者として、この日本酒には香りに華やかさもあり、出汁で日本酒を飲むこともできるくらい相性がいいと感じました。
また、なすの揚げびたしとの相性がいいです。なすの脂を流すような感じもあり、口の中に残る出汁と日本酒が程よくマッチ致します。
3:朝日山 本醸造×もつ煮
もつ煮の味噌の甘みがキレのある辛口の日本酒の甘みを引き立てており、交互に食することで相乗効果で旨味が広がりおいしく感じられます。まさに食中酒にふさわしいお酒です。日常的に飲めるお酒を追求していることもあり、食べ進めるごとにお酒も自然の飲める組み合わせだと思います。
また、焼き鳥の塩についても、日本酒が焼き鳥の甘みを引き立て、脂分を洗い流すこともでき非常に相性がいいと感じます。飲み込んだ後の余韻でさらにおいしさを楽しむことができます。
4:朝日山 香里音プレミアム×海老チリソース
濃密な甘みとキレのある酸味が特長の日本酒で、白桃を思わせるような乳酸を感じ女性や日本酒ビギナーにもおすすめの商品です。
油との相性もいいことから中華料理と合わせるのが良く、特に海老チリソースの甘酸っぱいタレと海老の味わいとの相性は抜群です。親和性の高い組み合わせの為、口の中に入れて飲み込んだ後もぶつかり合うことがなく、終始おいしく楽しむことができます。
また、チーズスティックとの相性もいいです。チーズの酸味とヨーグルトのような酸味が合わさり、相性がよく飽きがこない組み合わせでおススメです。
5:朝日山 純米にごり×麻婆豆腐
甘酸っぱい味わいが特長のにごり酒のため、こってりとした味付けの後味をまろやかに致します。そのため、辛みのあり香辛料を使った料理:麻婆豆腐との相性もばっちりです。口の中で日本酒が辛みをやわらげるかのようにマッチして、後味がすっきりまろやかになりおいしく感じられます。
また、豚のホルモン焼きとの相性も抜群です。濃いめのタレのホルモンと口の中で交わり、まろやかさが際立ちます。感じ方としたら、焼き肉屋でホルモンとマッコリを合わせている感じに近いと思います。こちらもおススメです。
6:朝日山 生酒×うざく
生酒はみずみずしい口当たりがして、すっきりとさわやかな香りが特長です。そのため、濃いタレや油分を洗い流してリフレッシュすることができ、うざくとの相性は抜群です。うざくのきゅうりとの相性も良く、清涼感も増すように感じます。筆者も最初は合うのかと思い食べ合わせてみると、おっとびっくり!すごく合うと感動致しました。
いかがでしたでしょうか。
今回酒蔵見学をさせていただいたことで、いかに大量に同じ酒質のお酒を造ることが難しいかを感じることができました。そのためには一つ一つの作業にこだわりや想いをもって取り組むこと、管理する部分はしっかり管理する、歴代の知恵・技術をしっかりと受け継ぎつないでいくことなどで、お客様へ変わらぬおいしさを届けることができる。改めてすごいことだと感じました。
お客様にこのおいしさをもっと伝えるためにも、弊社社員一人一人がおいしさ、商品の良さ、製造者の想いやこだわり等を理解して、お客様へご提案できるようにしていきたいと思います。
また、近年の若者の日本酒離れの話も出ておりますが、改めて日本酒の良さ、料理と組み合わせることでこんなにもおいしく楽しむことができることなど、一つずつ提案の幅を広げていき、より多くの方に楽しんでいただけるように活動していきたいと思います。
拙い文章でしたが最後までお読みいただきありがとうございました。
商品については随時弊社セールスよりご案内させて頂きます。
詳細については担当セールスへお問合せください。
今後も訪問させていただきましたメーカー様を随時ご紹介していきたいと思います。
ありがたいことに多くのメーカー様をご訪問させていただいている為、順々でのご紹介になりますが、その点はご了承ください。
最後に、酒蔵見学後に目の前にある「あさひ山 蛍庵」様にて、期間限定の天ぷらそばセットをいただきました。
すごくおいしくペロッと食べてしまいました。牡蠣の天ぷらもおいしく、また食べに行きたいと思います。(笑)