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酒蔵訪問記 ~岩の原葡萄園~

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2023.09.13

酒蔵訪問記 ~岩の原葡萄園~

酒蔵訪問させていただいたメーカー様を随時ご紹介いたします。 今回は新潟県上越市の「岩の原葡萄園」様について、ワイナリーを見学させていただいた内容を簡単ですがご紹介させて頂きます。

はじめに

毎月、数回に分けて㈱岡村が注力する商品、商品企画についてご紹介してまいります。

約400以上のメーカー様とお取引のある弊社だからこそできる組み合わせ企画、売れ筋商品や珍しい商品等などをご提案致します。

毎月異なる商品の展開をしておりますので、こちらでご確認いただくとともに、詳細については担当者よりご連絡させて頂きます。

もし、弊社の担当者より提案させていただいた内容を忘れてしまっても、ここで大まかな内容を提示致します。

 

なお、企画やキャンペーンについては出せる限りの内容のみの掲載となります。

詳細については、担当者へご確認、またはお問合せフォームよりご連絡よろしくお願いいたします。

 

岩の原葡萄園とは

創業130年の歴史あるワイナリー

創業1890年 かつて城下町として栄えた新潟県上越市に岩の原葡萄園はあります。

裏手には妙高山がそびえたち日本海に向かって頚城平野が広がっている上越市にて、創業者である川上善兵衛が自宅の庭園に鍬を入れて葡萄園を造ったのが始まりと言われております。

 

また、今や450以上ある日本のワイナリーの中で3番目に歴史があり、日本ワインの根幹にあたるワインと葡萄を製造しているワイナリーです。

弊社創業者も上越市出身!

 

弊社の創業者:岡村桂次郎は新潟県上越市より群馬県高崎市に移住して商売を始めたと言われております。

同じ上越市出身といういうことで岩の原葡萄園とは何かとご縁があるように感じます。

のちにご紹介する「川上善兵衛」とも、もしかしたら関わっていたのでしょうか。。

 

ただ、この後記載致しますが、上越市は大雪が降る地域として有名で弊社創業者の若いころ:約100年前には「三年一作」と言われるほど、穀物がうまく栽培できなかったと聞きます。食べるものもままならない時期も当時は多々あったのではないかと思います。そのため、意を決して家族で群馬県に移住したのかもしれません。

川上善兵衛について

日本のワインぶどうの父   川上善兵衛

 

岩の原葡萄園創業者の「川上善兵衛」は、上越市の頚城平野に多くの土地を所有する大地主で、その土地で地元地域の発展を常に考え、1890年に岩の原葡萄園を開設致しました。

 

輸入したぶどう苗では上越市の環境下ではうまく栽培できなかったため、約30年もの年月をかけ栽培できるぶどうを求めて品種交雑をかさねました。その数なんと10,311回!!

 

その結果、「マスカット・ベーリーA」「ブラック・クイーン」「ローズ・シオタ―」「レッド・ミルレンニューム」「ベーリー・アリカントA」をはじめとする優良22品種を世に送り出しました。以来、そのブドウも世の中に知れ渡り現在では多くのワイナリーでそのぶどうを使用したワインが製造されております。

 

主要ブドウについては、後ほどご紹介いたします。

川上善兵衛の簡単な生い立ちをご紹介いたします。

 

川上善兵衛は、川上家に生まれ親が若くして亡くなってしまったため、7歳という幼少ながらも6代目善兵衛を襲名します。

 

大地主であるため多くの小作人をかかえておりましたが、当時のその地域は日本有数の豪雪地であり、農人たちはその豪雪に悩まされながら米作りをしてきました。豪雪をはじめとした災害によりまともにお米を収穫できない年もあり、「三年一作」と呼ばれるほど苦しい状況が続いておりました。その状況を幼い頃より見てきた川上善兵衛は、何とか作物を作れるように、小作人が貧しい思いをしないようにと考えるようになりました。

 

そのころ、当時の川上家と交流のあった「勝海舟」の元へ足しげく通ううちに海外から渡ってきた「葡萄酒」を振る舞われ、海外の文化に触れました。そして、ぶどうは雪深い荒れ果てた土地でも栽培することができるため、新しい産業として農民や小作人を救済につながると考え葡萄園を開設しました。

 

詳細については、下記岩の原葡萄園様のHPをご覧ください。

 

ワイナリーについて

ワイナリーについて、見学させていただいた時に写真を撮らせていただきましたので一部ご紹介いたします。

ワイナリーガイドマップ

岩の原葡萄園第一号石倉と冷気隧道

貯蔵樽

岩の原葡萄園第二号石蔵

貯蔵樽

雪室 説明

雪室内

見晴らし台と大正天皇行啓記念碑

マスカット・ベーリーA

色づき始めたぶどう

川上善兵衛翁之像

ぶどう造りのこだわり

環境に合わせてワイン造りにこだわった栽培方法!

 

岩の原葡萄園がある上越市は、日本でも有数の豪雪地です。冬の間は平均で1.5メール~2メートルの雪が毎年降るそうです。そのため、風通しを良くすることに加えて雪に埋もれないようにするため、葡萄棚を高さを一般的な高さ:160cmから、230cmまで上げて高くしております。

 

また、ブドウの木はしなることができる性質をもっているため、大雪に埋もれたときに折れてしまわないように「X字型」にしております。これにより冬の間も折れることなく、暖かくなるとおいしいブドウを作るようになります。

 

※写真はマスカット・ベーリーAの「OIV登録苗特製調査樹」樹齢約76年

 

 

 

ぶどうのおいしさを凝縮!

 

さらに、ワイン造りに適したブドウにするため、またブドウの栄養を高める工夫もしております。

 

一般的にブドウの木にて1本の枝からできるブドウの数は2~3房あると言われている中、選定をして1房だけに集約しております。さらに、1房が大体1キロくらいの大きさになるところ、約400グラムまでへらして、より一粒一粒に栄養や旨味を凝縮させるように栽培をしております。このように手間暇とコストをかけてワイン造りをしております。

川上善兵衛が生み出した代表品種

商品一覧

岩の原葡萄園様の商品を一部弊社HPにて掲載しておりますのでご紹介いたします。

 

詳細につきましては、下記リンクよりご覧ください。

主要商品ご紹介

善シリーズ

善シリーズ:和食をはじめとする日常の料理全般によく合います!

 

岩の原ワイン善(ZEN)は、日本の風土で育まれたぶどうの上品で繊細な味わいと果実味を活かして、日常の食事に合うように造り上げております。赤、白、ロゼごとに、よく合う料理がございますが、基本的にどの料理にも合わせやすい酒質となっております。

 

赤ワイン:軽めの肉料理(照り焼き、焼き鳥タレ)、魚の煮付けなどの醤油ベースの料理には特によく合います。

 

白ワイン:天ぷら、刺身、鮨など、和食をはじめ素材の味を楽しむ料理には特によく合います。

 

ロゼワイン:揚げ物(から揚げ、コロッケ)、トマト料理、パスタ、中濃ソースを使った、たこ焼き、焼きそば、お好み焼きにも合います。

深雪花シリーズ

深雪花シリーズ:岩の原葡萄園を代表とするワイン

 

岩の原葡萄園創業者「川上善兵衛」の生み出した日本固有の品種「マスカット・ベーリーA」や「ローズ・シオター」を使用して、日本人の食生活にマッチするよう造られたワインです。3種類ともワインのコンクールにて受賞を重ねており、特に「深雪花 赤」は世界的なコンクールにて金賞を受賞し、世界にも認められるほどのワインです。

 

赤ワイン:醤油やみりんを使った料理、和食などが特によく合います。

 

白ワイン:天ぷら(塩)や白身の刺身、素材の特徴を活かした料理などが特によく合います。

 

ロゼワイン:おでんや寄せ鍋の和風ダシ、とんかつやから揚げなどの揚げ物などが特によく合います。

基本的な赤ワインと相性のいい料理

基本的な白ワインと相性のいい料理

基本的なロゼワインと相性のいい料理

いかがでしたでしょうか。

 

ソムリエの勉強をしていると「川上善兵衛」「岩の原葡萄園」「マスカット・ベーリーA」などは日本ワインの中でも最重要項目として必ず出てきます。勉強していたこともあり、あの有名なワイナリーだ!とすぐにわかり、今回ご縁があって新たにお取引させていただくことができるようになりうれしく思います。

 

今後弊社HPやSNSで情報発信していくとともに、弊社社員一人一人がワイナリーやワインのことを深く理解したうえで得意先様へご提案をしていきます。昨今日本ワインが注目を集めており世界のコンクールでも受賞している中、弊社として岩の原ワインを筆頭に日本ワインを今後もっと販売できたらと考えております。

 

また今回のコラムでは定番商品をご紹介させて頂きましたが、岩の原葡萄園様の高単価商品として、善兵衛プレミアムシリーズもございます。ブドウや製造にこだわった数量限定商品となっております。そちらに関しては今後も随時HPにて更新していくとともに、弊社インスタグラムでもご紹介していきます。詳細については弊社セールスへお問合せ下さい。

拙い文章でしたが最後までお読みいただきありがとうございました。

商品については随時弊社セールスよりご案内させて頂きます。

詳細については担当セールスへお問合せください。

 

今後も訪問させていただきましたメーカー様を随時ご紹介していきたいと思います。

ありがたいことに多くのメーカー様をご訪問させていただいている為、順々でのご紹介になりますが、その点はご了承ください。

お弁当

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