結果、そのようにして生まれたコニサーズチョイスや長期熟成古酒が現在のリリースのメインとなっており、
まさに氏が現在のGMの礎を築いたといっても過言ではないでしょう。
ウイスキー評論家チャーリー・マクリーンに「シングルモルトウイスキーの父」と評されたことも納得の存在であり、
まるで現在のウイスキーマーケットを見通していたかのような慧眼の士であるからこそ、
現在のGMからその偉業を称えるボトリング「ミスター ジョージ レガシー」が今回の第4弾まで継続してリリースされているのではないかと思います。
さてそんなミスター ジョージ、グレングラント蒸留所に特別な思い入れを持っており、当時からグラントのオーナーやディスティラーと深い絆で結ばれていました。
今回のグレングラントが蒸留された1950年代当時はフロアモルティングと少量のピートが使用されていたため、かすかなスモーキーフレーバーが感じられたはずです。
このウイスキーにチャーしたオーク香を与え、ヨーロピアンオークのシェリー樽で長期に熟成し、バランスが取れたグラントに仕上がっているようです。
限界を押し広げようとするジョージのひたむきな決意の証、ぜひこのボトルで体感してください。